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2024.02.16 HPV(子宮頚がん予防)ワクチン キャッチアップ

HPVワクチンの積極的な勧奨が開始し数年経過しました。当初より産婦人科医の多くは推奨をしていましたが、過去の報道などでHPVワクチンは怖いものではないかと思われる方も大勢いらっしゃいました。

最近では、理解が進み多くの方に接種を受けていただけるようになり当院でも毎日多くの方が受診されます。副反応は私たちが予想している以上に少なく、腕が数日痛かった・少し熱が出たという方が数人いる程度でほとんどの方は何もありませんでしたと言っています。

2023年度より9価のワクチンも接種できるようになりより幅広いHPVの予防効果が期待できるようになりました。日本ではHPVワクチンの積極的な接種の勧奨が一時中止されていた時期があり、その時期に接種を逃した方へキャッチアップ接種が現在行われています。

キャッチアップ接種ができるのはあと1年です。その期間を過ぎるとキャッチアップ世代の方でも公費での接種が出来なくなります。また、ワクチンは0.2.6か月目での3回接種が必要です。公費で接種希望の場合、2025年3月末日に3回の接種を済ませておく必要があります。2回目、3回目の接種が残っていても公費で接種することは出来ません。自費での接種となります。キャッチアップで接種を希望の方は計画的に接種を行ってください。

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