毎年10月はピンクリボン月間です。乳がんの早期発見・早期治療を啓蒙する期間です。

乳がんは女性の９人に1人がかかると言われており、女性が罹るがんの中で最も多い疾患です。乳がんは早期発見により治癒が望めます。乳がんに罹った方の約半数は自分でしこりを触れ病気に気づくようです。しかしながらある程度の大きさにならないとしこりを自覚することは難しいです。私自身も、自己触診によりしこりがわかりましたが、毎日ただ触っていてもわからないものだなと思いました。よくわかりましたね、と言うしこりを見つける方もいらっしゃいます。変化を感じるためには定期的な自己検診は有用と考えられます。

マンモグラフィや超音波検査による画像検診では自己検診で触れないような小さな病変を指摘することが可能です。自己検診に加えて定期的な画像検診を受けて早期発見をしましょう。

30代後半から増加し40代後半と60代前半に発症のピークがあります。自治体の乳がん検診は40歳以降が対象となっています。ピンクリボン月間の10月、当院では10月15日の土曜日、通常の枠に追加して午後も乳がん検診（マンモグラフィ）を行います。子宮頚がん検診も同日に受けていただけます。午後は検診のみとなっておりますのでこの機会に検診を受けてください。