本日をもって2022年の診療が終わり多摩センターレディースクリニックは年末年始休業に入ります。スタッフ一同リフレッシュをさせていただき、より一層充実した医療およびサービスの提供をできるように体制・体調を整えていきます。2023年も多摩センターレディースクリニックをよろしくお願い致します。
クリニックがお休み中にこんな症状があったらどうしたらいい?
●不正出血
多量の出血でない場合には様子をみて、年始に受診をしてください。血の塊が沢山出るような出血の場合には救急を受診して下さい。
●月経が来ない
予定している月経より1週間以上経過しており、妊娠の可能性がある場合には市販の妊娠検査薬で検査をしてください。市販の検査薬はクリニックで検査をする場合と同等の精度です。陽性の場合には年明けに受診をしてください。陰性の場合には月経待機してください。3か月以上月経が来ていない場合には年明けの受診を検討してください。
●外陰部・腟のかゆみ
カンジダの既往がある方は市販薬が現在は薬局で購入できますので腟錠・外用薬を使用してみてください。かぶれ等によるかゆみに対する市販薬もありますので症状に応じた薬を使用してください。症状が改善しない場合は年始に受診をしてください。
●下腹部痛、月経痛
鎮痛薬(ロキソニン・カロナール・イブなど)をまず内服してください。内服しても痛みが治まらない場合には救急受診を検討してください。卵巣腫瘍や子宮筋腫の指摘が以前からあり、病側の痛みが強く鎮痛薬の効果がない場合には救急受診をしてください。
●妊娠中の出血
妊娠初期(~12週前後)強い下腹部痛を伴わない、少量の出血の場合には経過を見てください。妊娠初期には順調な経過であってもホルモンの変動などにより不正出血を起こす場合があります。多量の出血や強い下腹部痛を伴う出血の場合には救急対応可能な病院への受診を検討してください。
それ以外の時期では切迫流産や切迫早産の危険性があります。出血がある場合には分娩先、救急対応可能な病院等へ連絡し受診をしてください。
●妊娠中の風邪症状
発熱がない場合、葛根湯等の漢方薬を内服してください。発熱がある場合には、カロナール等の解熱剤、PL細粒などの総合感冒薬の内服は問題ありません。38度を超える発熱に咳・鼻水・喉の痛みを伴う場合にはインフルエンザやコロナ感染等が考えられますので検査が可能な病院への受診をしてください。
●ピルやホルモン剤が足りなくなった
年明けに処方を受けてください。それまでは休薬をしてください。ピルの場合には、避妊効果等が薄れる場合があります。コンドーム等での避妊を併用してください。更年期障害でホルモン剤を内服中の方は休薬により出血が起こる場合があります。お薬が切れたことによる出血ですので心配はありません。
年始は1/4から診療を開始します。1/4は3診体制で診療しますので、年末年始に不調があった方、気になる症状があった方は受診をしてください。